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水無月30日 大祓式

おはようございます。

H26_06_30_御本殿

今日の夕刻は大祓式がございます。

大祓は、祓物(はらへつもの)を出して、祓所(はらえど)の神の御神威により罪と穢を解除する儀です。

罪とは、社会的秩序を乱すもの、農耕社会である古代では畦を破壊したり二重に種蒔きしたりすることなど

農耕妨害や傷害殺人、不道徳な反社会的行為をいい、これらは人為的行為によるものです。

また、自然的凶事をも含んだ観念をも指しています。


穢れとは、一般的には不浄を言いますが、神道においては、忌まれる状態のことをいい、

これは自然発生的現象によるものです。

穢れ(ケガレ)の語源は言語学的にも色々研究されてますが、「ケガ・レ」た状態であるといわれます。

つまり「怪我レ」た状態であり、言い換えれば、常とは違う状態のことです。

怪我をして血を流していることや、女性の月のモノなども含まれます。

これらは決して不浄という意味ではなく、常と違うから穢れ(ケガレ)と考えられたものでしょう。

お亡くなりになった方がある家も穢れといいますが、

これは決して亡くなった方を不浄として冒涜しているものではありません。


社会的規範や秩序を乱す「罪」と忌まれる状態である「穢」が身に付くことにより、

個人のみならず社会的にも災いをもたらすと考えられてきました。

穢は禊で浄化しますが、斎場や共同体などにそれを持ち込み秩序を乱したものには、

罪として更に祓が課せられたのです。


古の大祓には恒例のものと臨時のものとがありましたが、ここでの大祓は恒例のものです。

6月30日と12月31日の半年毎に行われます。

6月の大祓は古くから「夏越(なごし)の祓」といわれております。

拾遺和歌集にも「よみひと知らず」として次のように詠まれています。

水無月の なごしの祓するひとは

  ちとせの命 のぶといふなり



祓物は、事前にしていただいた息を吹きかける人形(ひとがた)や皆様に体を撫でていただく白布を用意します。

これらに罪穢を移すという意味があり、大祓式が終わるとこれを水に流し流棄します。

祓物に移した罪穢はどうなるのかといいますと、それは祓所の神の御神威により海底深く、

更には「根国(ねのくに)底国(そこのくに)」に棄却されてしまいます。

そのようにして、人はその本然の姿に立直ることができるのです。


当神社では午後4時より斎行しております。

午後3時より午後3時45分まで受付を致しまして、参進のご案内をいたします。

御参列のお方様にはお早目にご来社ください。
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